インタビュー

「ゆったり爽日市庭」 人、モノ、文化が行き交う交流スポット 

新しく草加に来た人が

楽しめる空間づくり

野間口 代々草加に住んでこられた家柄ですが、草加のまちをどのようにお考えですか?

中山 昔のものが残っているのがいいとは思いません。その時代に合わせて暮らしやすいまちがいいまちなのだと思います。

私たちも使っていない水路を市に掛け合って等価交換して有効利用してもらったり、なるべく便利なまちになるようにしてきたつもりです。

昔から草加にいる人だけでなく、新しく草加に移り住んだ人が、「草加に住んでよかったな」と思えるまち、昔からいる人と新しい人との間の垣根が取れて一体化したまちになればいいですね。どのまちでも、新旧の確執はいろいろあると思うのですが、新しく住んだ人の意見をうまくとりいれていくようなまちづくりをしたほうがいいと思います。

伝統的なこともいいのですが、それだけでは新しい時代には合わないので、そういうものをベースに残しつつ、新しいものを取り入れ、まちの別な側面をつくっていくということをしないと、中々発展していかない。新しい血が入ってこないとよどんでしまいます。

野間口 私も新しく住んだ人間ですが、伝統的なことを知ると単純に面白いし、まちへの愛着もわいてきます。「知る」ということは大切です。

中山 私もずっと草加に住んでいますが、「草加せんべいの庭」(編集部注:山香煎餅本舗が運営する、せんべいの手焼き体験ができるせんべいのテーマパーク)ができて初めて手焼き体験をしました。新しい血が入り、新しい試みで、古いものが再発見される。伝統が見直されることはあります。

草加は皮革産業や染め物が地場産業といわれていますが、実際どこでつくられているのか、どういうふうに有名なのか地元にいても実感できない。対外的には伝統的なものとか有名なものが、地元では実は遠いということはあります。そういう名産品をもっと地元に根付かせたほうがいい。

野間口 そうすると、中山さんが色々な場面で大切にしている「コミュニケーション」ということに行き着きますか?市民と伝統産業とのコミュニケーションを密にするといったように。

中山 それは大事です。市民が受け入れやすいように目線を合わせて情報発信する、交流の場を設けるというのは大事です。爽日市庭もその延長線上にあります。イベントはやるが、中身はただ商品を並べているだけ、お客様を楽しませる仕掛けがない。これでは20代、30代の方、外から草加に来た新しい人の足は向きません。

安い商品目当てではなく、面白くていい商品、楽しくておしゃれは空間を探している人を呼び込むためには、ある程度の仕掛けが必要です。爽日市庭でもミュージシャンによるライブ演奏をしましたし、そういうものがあると店を出している方も楽しくなります。

せっかく草加に住んでいるのだから、面白いもの、楽しいことに振れればすむのが楽しくなる。ここ1年ぐらい、目につくのは20代、30代の若い世代が散歩がてらチャヴィペルトに寄ってドリンクを飲んでいく、そんな姿です。そういう層が草加にも増え始めている。この流れはしっかり捉えるべきです。

 

次回爽日市庭は

来年冬頃に開催予定

野間口 休日の過ごし方、趣味などありますか?

中山 休日はひたすら寝だめです。日曜と月曜を休みにしていますが、極力オンとオフを切り替えてメリハリをつけるようにしています。

イベントがあれば観に行って参考にします、家内はいろいろネットワークを持っているので、その関係で紹介されるイベントもあります。

趣味は、以前はスキー場のパトロールを仕事にしていたので、スキーは今でも趣味なのですが、時間がとれないですね。シーズンはなるべく出かけるようにしていますが。

野間口 爽日市庭の今後の予定はいかがでしょう?

中山 どれくらいの頻度で開催するかは、今後の話になってきます。具体的な日程は決まっていないのですが、次回は冬ぐらいにやりたいと話しています。来年になるでしょうか。

野間口 新しい試みで、草加の新しい住民を草加ファンにする。爽日市庭がその原動力になることを期待しています。

 

1 2 3 4 5 6 7
イメージ画像

サイト内検索

Loading