特集

犯罪抑止に効果アリ 自主防犯パトロールのすすめ

ガーディアン・エンジェルスに学ぶ自主防犯パトロール

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パトロールする姿を見せるだけでも効果あり

それでは、仲間と自主防犯グループを立ち上げ、実際にパトロールを行う時、どのようなことに注意すればいいのでしょう。

先述のように、草加市にも支部があり、世界規模で自主防犯パトロールを行っているガーディアン・エンジェルスのノウハウから学んでみましょう。

ガーディアン・エンジェルスは1979年アメリカ、ニューヨーク市で結成されたボランティアによる犯罪防止組織です。日本では、1995年東京支部を開設、活動を始めました。現在日本国内に25の支部があり、草加支部は2008年の設立。駅周辺、繁華街を中心にパトロール活動を行っています。

このパートでは、日本ガーディアン・エンジェルスの小田啓二理事長の講演(※)と資料からポイントをまとめました。

(※2013年2月16日開催 埼玉県主催:わがまち防犯隊レベルアップセミナーでの講演より)

 

1.リーダー、まとめ役が注意すべきこと

活動を始める前、あるいは活動を始めた後でボランティアスタッフが集まらないなど、悩んだ時には、防犯パトロールの目的と効果を常に見返します。

<防犯パトロールの目的と効果>

〇姿を見せて住民に安心感を与え、犯罪を抑止する

〇体感治安(肌で感じる安心度合い)を回復する

〇安全への関心を高める

〇地域の絆や連帯を強くする

 

仲間どうしの自主防犯パトロール、どのようなところにやり甲斐や価値を見出すか。リーダー、これも重要なポイントです。以下のようなことが挙げられます。

<関わる人のモチベーション>

〇自分のまちが好き、よいまちをつくりたい

〇社会のルール、公共マナーを守る人を増やしたい

〇パトロール中に出会う相手の話を聞き、相手の気持ちを理解したい

〇支え合いを尊重しながら協力して、チームワークを感じたい

〇礼儀正しく、社会のよき模範となりたい

〇誰とでも公平に接したい

 

2.役割分担

日本ガーディアン・エンジェルスの推奨する基本パターンです。参考にしましょう。

(リーダー)

パトロールの責任者です。迅速な判断と行動力で目前の問題に取り組みます。必要に応じて指示を出します。

(サブリーダー)

後方を含めて全体の視野をカバーし、リーダーに伝達します。

(記録担当)

時間の管理をします。何時にどこから出発したか、何時にどこで活動しているのか、何時に何が起こったかなどを記録。時計と筆記用具、メモ帳を常に使えるようにします。

(連絡担当)

必要に応じて110番、119番に通報します。人数が足りない場合はサブリーダーが担当します。組織の管理者に活動の様子を報告します。

(救急担当)

小さなケガや泥酔者などの応急手当をします。必要に応じて応急救護(人工呼吸など)も行います。

(目標)

各自その日の目標(例えば、一人暮らしの高齢者の住まいに灯りがついているかを確認する。不審者がいないかチェックする、切れている街灯はないかチェックするなど)を持ってパトロールすると効果的で達成感も味わえます。

 

3.持ち物

武器、または武器に準ずるもの、武器に見えるものは相手を怖がらせたり、怒らせたりする原因になるので携行しません。

<個人で携行したほうがよいもの>

〇時計

〇身分証(免許証、名刺など)

〇携帯電話

〇手袋

〇筆記用具、メモ帳

〇懐中電灯

〇笛

<グループで携行したほうがよいもの>

〇ゴミ袋(パトロールしながらゴミを拾う)

〇防犯ブザー

〇カメラ

〇地図

〇救急用品

・ゴム手袋(出血者の処理時など感染を避ける)、・バンドエイド、・洗浄綿、・三角巾、ミネラルウォーター(酔漢の酔いを覚ます)、人工呼吸用携帯マスク

※医師が行う行為、薬品を使う治療行為は原則できません。

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