インタビュー

埼玉3区選出 衆議院議員黄川田仁志さん

自立と誇りある国になるため

憲法の改正は必要

野間口 黄川田さんのポスターや討議資料などには必ず「自立と誇りある日本をつくります」と書かれていますが、政治家としての信条はそこですか?

黄川田 1952年、日本はサンフランシスコ講和条約を結び、アメリカの占領から独立しました。それから60年以上経ちましたが、いまだに対米依存、思考停止状態が続いていると思います。自分の国は自分で守る。自分のことは自分で考えるという、当たり前の国づくりをしていかないといけません。

野間口 なぜ、日本人はこのように長い間、対米依存から抜け出せず、思考停止のままだったのでしょうか?

黄川田 2つ理由があると思っています。ひとつは戦争の負け方ですね。今のところ最後の全面戦争である第二次世界大戦で大きく負けてしまった。世界中から袋叩きにされ、その記憶、意識から抜け出せないでいる。

もうひとつが、戦後日本を統治したGHQの占領政策で、日本が再び頭をもたげないような教育政策をとりました。その影響はいまだにあります。

野間口 黄川田さんご自身の先の大戦への戦争観はどのようなものですか?侵略戦争だったとか、アジアの解放だったとか、国内でもいまだに複数の解釈があると思いますが。

黄川田 侵略といえば、侵略といえるでしょう。結果としてアジアは解放されましたが、アジア解放が戦争の目的ではありません。ただし、忘れてならないのは、当時の世界は帝国主義の時代であったということです。この前提なしには先の戦争は語れません。つまり、世界は植民地を持つ国と植民地にされる国で構成されていました。

そのような時代にあって、日本は明治維新から植民地にならないと決めたわけです。それは、植民地を持つ国になる意味でもあるのです。植民地にされたくなければ、植民地を持つ強い国ならなければならなかったということです。日本は明治維新以来、その道を歩いてきたわけです。

欧米列強も同じことをしていたのに、日本の政策が「侵略」と呼ばれるのは、戦争に負けたからです。人種的な問題もあるでしょう。日本は中国に進出して、その一部を事実上支配しますが、それ以前に、中国は欧米列強に分割統治されていて、香港やマカオが中国に返還されたのはつい最近のことです。それがあまり問題にならずに、日本の政策が侵略だと糾弾されるのは、同じ黄色人種の日本人にやられたのが、許せないのでしょう。中国人のプライドが傷つけられたから。そういう感情が根底にはあるのだと思います。欧米人など白人は、宇宙人にも思えるのでしょう。宇宙人に圧倒的な軍事力で支配されるのには納得がいくのでしょう。

野間口 いわゆる「自虐的な」戦争史観はとらないということですね。当時の日本の軍事政権は特攻隊を命じたり、玉砕を強要したり、随分ムリな戦いを国民に強いたと思うのですが、その辺はいかがですか?

黄川田 それはその通りだと思います。人命軽視、人道的にも生物的にも人間の性質を超えたムリな作戦を立ててしまったのは反省すべきです。しかし、帝国主義が主流だった時代、日本のとった政策を批判する積もりはありません。

野間口 話は戻りますが「自立と誇りある日本」をつくるため、具体的な政策としては、どのようなことをお考えでしょう?

黄川田 まず憲法改正は視野に入れなくてはならないでしょう。私の専門であり、持論である海洋開発を進めていく必要もあります。先の戦争も結局はエネルギー問題が開戦の引き金になりました。過去、エネルギー問題から日本はおかしくなる。それを自前でまかなえれば、そういうことも起こらないでしょう。

そうはいっても、世界は相互依存関係なので、なんでもかんでも日本一国で賄えばいいとは思いませんが、できるだけ日本は自主自立経営を目指すべきです。ですからエネルギー開発が必要です。

野間口 憲法改正については、自民党が憲法改正の草案を示していますが、それに則るということで宜しいですか?

黄川田 当面はそれで結構かと思います。実は私も松下政経塾時代に、憲法草案を個人的につくっています。自民党の草案と大きく違うのは、9条、自衛隊を軍隊と認めるところは同じですが、私の案では「徴兵制の禁止」を明記しています。軍拡しないという意志を示すために、この一文を入れるのが有効だと思います。

自民党の草案では「身体の拘束及び苦役からの自由」に関する条文で、徴兵制はとらないと解釈できるようになっています。

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