インタビュー

草加ミュージック・フェスティバル実行委員長 長谷部 健一さん

「音楽」をまちの活性化の

核にしたい

野間口 まちづくりの活動に幅広く携わっていらっしゃいます。きっかけは何でしょう?

長谷部 約10年前、真渕りかさんという草加市在住の歌手が、「長谷部さん、文化会館のホールの予約をとったんだけど、何かできないかな」ということで、いろいろ企画を練って生まれたのが「草加ミュージック・フェスティバル」です。主旨は地元の音楽家の育成と音楽を通じたまちづくり。開催していない年もあるので、今年(2013年)で8回目を数えます。11人の実行委員で運営していて、毎月のように会議をやっています。

このイベントをやった後、草加市文化協会の理事長を当時の木下市長から頼まれました。この協会は主に文化会館の運営管理をする組織です。木下前市長は春日部高校の後輩でもありますし、先輩是非ということで受けました。

商工会議所には、税理士、医師、弁護士などが所属するサービス業部会という部会がありますが、そこの部会長を務めた関係で、副会頭も現在務めています。

生まれ育った土地であり、会社がある「草加駅前一番通り商店会」の会長もお引き受けしています。

野間口 たくさん役を受けていらして、いろいろな角度から草加が見えると思いますが、草加の可能性をどうお考えでしょう?

長谷部 先日、商店会の旅行で愛知県の岡崎に行ってきました。岡崎城は徳川家康の生まれた城で、戦国時代の様々なドラマがあります。お城をはじめ歴史的な建造物もあります。草加は住んでいる人の気質、美しい松並木、宿場町としての歴史などいいところはたくさんあります。しかし、歴史や文化というともうひとつ弱い。観光地として賑わっている名所に比べてドラマ性に欠けるといいますか。地理的には便利ですし、交通の便もいい。何か核になるものをつくって仕掛ければ盛り上がる可能性はあると思います。それでは、何が核になるか。そこが難しいですね。

野間口 私も草加には可能性があると思っています。そのひとつが、草加には伝統的に草加に暮らしてきた人、その人たちが守ってきた文化があり、加えて、新しい人、若い世代も多い。新しい人の中には専門的な知識や、ユニークな経験を持つ方もたくさんいます。伝統的な部分と新しい部分が融合すれば、草加の可能性はもっと開拓されると思っているのですが、その辺はいかがでしょうか?

長谷部 もちろん、新しい人にも入ってきて、一緒に考えてもらうことがいいと思います。そのためには、新しい人たちが参加できる場を設けなければいけない。新しい人たちが座る座布団がないと座ってもらえない。そのためには、古い人が心を開いて、新しい人たちと接していくんだという気持ちを今以上に持つ必要があるでしょう。

野間口 長谷部さんが考える理想の草加とはどのようなまちでしょう?

長谷部 まちの活性化の核になるような歴史的遺産がないのなら、これから核になるようなものをつくっていくしかないでしょう。音楽など、その可能性があると思いますよ。踊りでもいい、よさこい、阿波踊り、出自は問わない、なんでもいいと思うんです。音楽を中心とする文化で草加を盛り上げたい。文化で盛り上がるまち、それが理想です。そんな思いで来年のミュージック・フェスティバルの構想を練っています。

野間口 来年のミュージック・フェスティバル、期待しています。本日はありがとうございました。

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△第8回草加・ミュージックフェスティバルのポスター

 

打ち上げ

 

△草加ミュージック・フェスティバル実行委員会メンバー、第8回の盛況を祝して慰労の打ち上げ

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